50代になると、老後のことを考えないわけにはいきません。頭では「何かしなきゃ」と分かっているのに、何から手を付ければいいのか分からず、気づけば後回しになっている——そんな人はとても多いです。
でも、それはあなたの意志が弱いからではありません。就職氷河期、厳しい労働環境、自己責任論。そうした中を生き抜いてきた私たちにとって、「失敗しそうなことに慎重になる」のは、むしろ正常な反応です。
だから今日は、難しい話はしません。まずは月5,000円だけという、とても小さな一歩の話です。
「月5,000円じゃ意味がない」は最大の誤解
「老後資金なんて何千万円も必要なんでしょう?」そう考えると、月5,000円では何も変わらない気がしてきます。
でも、老後の不安を大きくしている原因は、金額そのものではありません。一番の原因は、「何もしていない状態」が続いていることです。
動いていないと、不安は勝手に膨らみます。逆に、どんなに小さくても一歩動くだけで、不安は確実に軽くなります。
数字で確認:月5,000円は本当に意味があるのか?
では、数字で見てみましょう。
・月5,000円
・20年間
・年率3%(かなり控えめな前提)
この条件で積み立てると、約164万円になります。
ここで大事なのは、金額の大小ではありません。多くの人が「現実的に続けられる条件」で、これだけになるという点です。
期待しなくて大丈夫です。まずは「ゼロではなくなる」ことに意味があります。
氷河期世代にとって月5,000円が最強な理由
月5,000円がちょうどいい理由は、とてもシンプルです。
・失敗しても生活に影響が出ない
・家計を壊さない
・途中でやめても人生が詰まない
逃げ道があるから、人は動けます。完璧を目指さなくていい金額だからこそ、最初の一歩に向いています。
使い道は、まだ決めなくていい
「iDeCoがいいのか」「NISAがいいのか」ここで悩み始めると、ほぼ確実に止まります。
今は決めなくて構いません。
・銀行口座
・証券口座
・使っていない普通預金口座
生活費と切り離す場所に5,000円を置く——まずはそれだけで十分です。
今日やることは、たった1つだけ
申し込みも、契約も不要です。今日やるのは、次のどれか一つでOKです。
・スマホで銀行アプリを開く
・口座残高を一つだけ見る
・振替画面で「5,000」と数字を入力してみる
実行しなくて大丈夫です。画面を開くだけで、今日は合格です。
もし今月5,000円が出せなくても大丈夫です
家計が苦しくて、今は余裕がない。それは失敗でも怠慢でもありません。
・昇給があったとき
・学費の負担が減ったとき
・支出が一つ終わったとき
そういうタイミングで、また戻ってきてください。別記事で「我慢しない家計の整え方」もまとめています。
月5,000円は「老後資金」のためだけではありません
これは、老後のための貯金というより、未来の自分に選択肢を残す行動です。
少しでも動いていると、「完全に詰んでいる状態」から抜け出せます。
この一歩が、WPP戦略(Work=働き方、Public Pension=公的年金、Private Pension=私的年金を組み合わせて老後の安心を作る仕組み)の入口になります。詳しくは別記事で解説しています。
完璧じゃなくていい。止まらないことが正解です
月5,000円は小さい金額です。でも、「0円」とは決定的に違います。
今日、画面を開いたあなたは、もう一歩、前に進んでいます。
それで十分です。


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